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武丸先生のスクーター道場

第三回白糸練習、終了......。

こんにちは、カムイ八王子です。

9/1(火)、恒例の白糸練習に行ってきました。

生徒はカムイ番頭と、まなあやさん。

先生はアール商店の三上さんです。

(武丸先生は、仕事の都合で今回は不参加です...。)

車両は2人ともアドレスV125です。

第二回の練習の終了後に、三上先生から宿題がでていました。

三上先生曰く「フロントフォークを伸ばせ!!」。

第二回の練習の時、コーナー侵入時にマシンに入力しろと(右コーナーなら右足に入力)教わりながら、なかなか出来なかった生徒2人...。

カムイ番頭は、ビビリミッターとチビリミッターが強固に作動している様子。

まなあやさんは、フロントフォークに入れたD社の20%強化スプリングが、悪さをしていたようです。

なので、フロントフォークシートパイプとアウターチューブの間に、10mmのカラーを装着→フォーク長10mmロング。

フォークスプリング上に10mmのカラーを装着。

これで入力に対して、前より過敏に動かない車体になったはずです。

過敏な操作性を鈍な方向に振ることによって、番頭のビビリミッターを解除して「自分でマシンを曲げる」事が練習できるマシンにするという改造ですね。

三上先生に言われて、なんとなく昔の記憶が蘇ってきました。

7~8年ほど前、白糸でエイプは楽しく乗れたのに、新車のNSF100は怖くて2~3周で乗るのを諦めたこと...。

30年近く前、そのころ乗っていたCBR250F(フロント17インチ)より、借り物のZ400GP(フロント19インチ)の乗り味が新鮮で楽しかったこと...。

このフロントフォークを入れる前の、カムイ番頭のV125は

リアサスがBMF製Z1サスペンション(ノーマルより約4cmロング)。

タイヤはMAXXISのR1で、サイズは前後とも3.50-10.

他はほとんどノーマルの状態でした。

フロントタイヤが90/90-10→3.50-10に変更で、車高が約12mm程アップしていますが、リアサスの長さを考えれば、フロントが過敏なマシンのはずですね。

実際このフロントフォークをいれて、走ってみたところ...

フォークモデファイのおかげで、ようやく入力らしいことが出来るようになってきたようです。

あとはこの入力のタイミングを、体に染み付くまで反復練習することでしょうか?

染み付く前に調子に乗って走っていた→我流に戻っている...カムイ番頭は、白糸の8コーナーで転倒してしまいました...。

武丸先生から「絶対に転倒しちゃ駄目!」ときつく言われていたのに...。

武丸先生、ゴメンナサイ、反省しています。

......このすぐに調子に乗る性格は、変わらないようです......。

画像は、まなあやさんからもらったK5、K6用のフロントフォークです。

今度は20mmロングのフロントフォークでも作ってみようかと思っています。

車高があがればバンク角も増えるし、とトモソー選手が言っていましたしね。

シートも削らなきゃいけないし、ブーツは寿命だし、ヘルメットもそろそろ交換したいし、今回グローブに穴があいたし、雨続きでプランター園芸も不調だし......。

カムイ番頭...頑張ります......。

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武丸先生のスクーター道場、サスペンションって?その2

こんにちは!武丸です!

サスペンションの続きです!!

サスペンションの必要性を今、私の使っているビームーンファクトリー製のZ1サスペンションで説明します。

車両はキムコ・レーシング125。

ライダー私、身長160cm体重53㌔。女の子体型(笑)。

サスペンションの全長を決めること。純正より5mm~30mm位、車高が上げられる仕様。

バネレートが変更出来る事。(1本サスであれば1.5㌔~2.5㌔、2本サスは÷2))体重53㌔

ガス圧をソフト~ハードに振れる事。

減衰の振り幅を大きく変えられる事。

①の説明:ノーマルの車両は乗りやすくするため基本車高が低いです。が、車高が低いと、コーナーリング中にクランクケースカバーを擦って転びやすくなります。

②の説明:私のバネレートは片側づつ0.6㌔~0.8㌔のバネを一つづつ入れています。

③の説明:ガス圧は基本ソフトの状態。そこからハードに変更できる仕様。ガス圧はサスペンションの1番最初の沈み込みです。ソフトだと片手で車両のシートを押せば沈み、一番ハードにすれば、両手で力一杯押さないと沈み込まないようになっています。

④の説明:減衰とはサスペンションが一番底付き状態から戻るスピード。一番ソフトなら、ゆっくり戻り、減衰をハードに振れば、もっとゆっくり、じわ~とサスペンションが戻ります。

以上を理解すれば、最高のサスペンションに出会えます。

私の使用しているZ1サスペンションは、ストローク幅が8cmも有ります。

車両にまたがると、4cm位沈み込みます。

そのくらいソフトに振って1Gをかけています。(2人乗りをする時は、ガス圧をハードに振ればOK。)

その状態からアクセルオンすると、残り1センチ位まで沈み込み、その後に減衰をソフト気味にしておくと、立ち上がり加速が良くなります。

コーナーの手前でリアブレーキを握ると、底付きする寸前まで沈み込みます。

コーナーリング体制に入ったらリアブレーキは放すので、サスペンションは減衰を効かせながら安定します。

伸びたり縮んだりします。

で、立ち上がりにアクセルオンすると、また底付きギリギリまで沈みこんでから、リアの加重を抜くと、サスペンションが起きて、加速の手伝いをしてくれます。

これを私はキノコを踏むと言います。(笑)(マリオカートのキノコダッシュ)

値段の高いサスペンションにはそれなりに、大きな意味が有ります。

自分に合ったサスペンションに乗ってみてください。

仲間と必ず差が生まれます...。

以上!!サスペンションの大切さ、でした!!!お後が宜しくて...。


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武丸先生のスクーター道場、サスペンションって?その1

スクーター道場第2弾!

こんにちは!武丸です。。

気温も高くなり、バイクの季節が来た!って感じですね!!

 

今回のお題は、レースをやっている人は、なぜサスペンションを変えるの?です。

一般的に、直進安定性があがる、コーナリング安定性の向上(ふわふわしない)などがありますが、

私は、コーナリング安定性+加速Gを稼ぐ物として考えています。

まず、サスペンションの性能と、セッティング内容を簡単に説明します。

サスペンションには、サスペンションの長さを変えられること。

バネを変更できること。

減衰圧を変えられること。

ガス圧を変えられること。

などのセッテイング機能があります。

以前、私がテストした結果の一例を公表します。

 

マシンはシグナスXで、場所はサーキット秋ケ瀬。

このシグナスXはマフラーのみが交換してある、ほぼノーマル。

これは私の先輩の車両で、サスペンションを交換したが足回りがうまくまとまらないとのこと。

そのサスペンションは、某Yオークションで2万円くらいで購入したとのこと。

世界的に有名なO製品のように、金色に輝くサスペンションです。

最初このサスペンションを見たときには、これが2万円で買えるの?!とビックリしましたが、、、乗ってみると、固い、、固い、、。

バネは一番ソフト、これ以上柔らかくならない。

ガス圧が12段階ぐらい変更できたから、よし!一番ソフトに振ってみよう!

......まだまだ固い、試しに減衰をいじるも勿論なんにも変わらない...。

サーキット走行には全く持って使えない仕様でした!!!

バネを変えて、ガス圧を下げて、減衰ももっと変化を付けたい!!!

でも、どこで変更できるかも判らない状態...。要するに使えないとの答えです...。

そのサスペンションはガス圧を変えると、すごく変化が出るサスペンションでした。逆の方向に...。

そっちじゃないんだけど...先輩は安さにひかれて無駄使いをしました...。

ガス圧を変えると、すごい変化。

これは、一般ユーザー様は騙されます。

先輩ライダーも騙された一人ですから......(笑)。

 

その2に続く...。

 

 

 

スクーターの楽しみ方

こんにちは!初めまして!

スクーターでレース活動をしている浅倉剛昭と申します。

チーム名は B-MooN Factory&Factory-M&カムイ八王子&キムコワークス です。

約10年間、スクーターレース(主にFNクラス)にどっぷり浸かっています。

スクーターで街中を安全に走行するのに、私がレース活動で培ってきた(?)事、経験してきた事が役立てればと思い、このブログでこっそり教えちゃいます!!(完全に上から目線。。。お許しをぉぉぉ......)

 

早速ですが第1弾! 「スクーターってマジ楽しいけど、安全は自分で守る!」

走り方や止まり方などの事をも重要ですが、まずは先に安全について言わせてください。

街中を走行していると天気が良いとき、ルンルンな気分なとき、気持ち良く走っちゃいますよね?

私も良くルンルン気分で、見通しの良い道を飛ばしちゃいます♪

気づけば、スピードが出ていますよね!

この気持ちが怖いのです......。

 

私もサーキットを走るとき、練習走行やレース中にテンションが上がってしまい、ルンルン気分になっちゃう時があります。(今日の俺、調子いいぜ~♪)

ですが大抵こんな時に限って変な転び方をしたり、貰い事故をしてしまいます。

なので、常に

もしかしたら前の人はこういう動きをするかも?

インコースに切り返すかも?

外側に膨らむかも?

その時、俺は内側に行く...でも後ろを走っているライダーは、もっと内側にいるかも??

......など「もしかしたら...?」を常に頭で考えながら走るよう、心がけています。

それが重大事故を未然に防ぐ方法だと、私は思っています。

そんな、「もしかしたら?」ばっかり考えていたら攻められないぜ~ なんて思うかもしれませんが、少しだけでも「もしかしたら?」を考える余裕を持つことが大事だと思います。

アイツに負けたくない!って熱くなり、冷静さを失ってしまう事も危険です...。

 

街中を走っていても「もしかしたら?」を心がけておくと、未然に事故を防げるかもしれません。

私はいつもそれを心がけて気をつけています。

それでも、いくら自分で気をつけていても、サーキットコース内でも、貰い事故はあります。

スリップダウンの転倒も、数知れずあります。

(タブン1000回くらいは転んでいます...自慢にならない...そうですねスミマセン......)

 

実際、私が転倒してしまった場合に、体のどこの部分を打ってしまうか?のランキングです。

5位:胸・みぞおち    これはよくハンドルなどが刺さります。

4位:肩・肘・ひざ    これは身体の角の部分になるので、大体路面と闘います。

3位:手の平       どうしても自分を守ろうと、手をついてしまいます。

2位:おでこ・顔     とまれなくて突っ込んでしまうと、ヘッドスライディングになります。

1位:後頭部      人間、頭が一番重いんですね!

 

チェストプロテクター(胸パッド)、プロテクター付のウェア、革製のグローブ、フルフェイスのヘルメット等、街乗りと言えども、ちゃんと守れる装備を選びましょう。

え?フルフェイスのヘルメットは高いって?

命はお金で買えません! 半キャップだとせっかくのイケメンも台無しになりますよ......。

おあとがよろしいようで......。

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浅倉剛昭選手プロフィール:2010、2012年モトチャンプ杯全国大会FN(ファミリーバイク・ノーマル)クラス覇者。サーキット秋ケ瀬のFNクラス絶対王者。ニックネーム、ヨッシー、武丸(たけまる)、アチャクラ先生等。ミルクティが大好きなイケメン27歳。