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今日のPIT

シグナスX クランク交換

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クランクケース、ピストン、オイルストレーナの底には大量のスラッジです。

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傷のついたピストン、リングやピストンピンも使い物になりません。。

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クランクケースの底はスラッジだらけ、細かなスラッジは末期症状です。

クランクより異音が出る、とのことで入庫されました、エンジンを開けてみると、コンロット部ビッグエンドのベアリングが、激しく損傷しており、クランクケース内部はスラッジだらけでした、そのスラッジがオイルポンプを経由して、各部に回りエンジン内部が、傷だらけになってました、 このことにより、クランクシャフト、オイルポンプ、ピストンセット、カムシャフト、ロッカーアーム回り、その他細かな部品などが使い物にならなくなりました、それと各部の洗浄、これがなかなか大変で一度洗浄台で洗ったぐらいではスラッジを落とすことができません、二度三度とエアーでブローしながら、細部を点検します、シグナスXはオイルフィルターがついていないため、ここで逃がすと各部をスラッジが循環することになります、この様なことに、ならないよう、オイル交換の時必ず抜いた排油を観察してください、損傷初期は、ベアリングのケージが破壊されるため比較的大きめの、銅色スラッジが、しまいに細かな、上の写真のようなスラッジになります、混入していたら要注意です、早めの発見ならクランクシャフト、ガスケット類交換で、直すことができます、ぜひ習慣ずけてください。

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