スタッフブログ
水冷エンジンの進化
最近の小排気量のバイクでも水冷エンジンが多くなってきています、125ccクラスは言うまでもなく、50ccクラスでも見かけます、排ガスなどの規制が年々厳しくなる中、確実なエンジンコントロールが必要となる為必然的な動きです、以前は水冷にすると重量が増すとか、補器類が複雑になるとか言われていましたが、もはや昔の常識です、ましてやボアアップなどすると熱量が高まり、もはや風で冷やすとか、油で冷やすとか、はたまたガソリンで冷やすといったことは限界に来ています。
空冷に比べ最近の水冷は圧縮圧力が高くなっています、やはり燃焼を考えるとそのようになるのでしょうか、当店が行っているNMAXのボアアップでも、デコンプを解除して圧縮圧力を測定したところ、17キロありました、それでもノッキングせず普通に走ります、空冷のシグナスなどでは危険ゾーンに入っていきます、圧縮圧力の違いはエンジン設計の時期にもよるとは思いますが、マツダのスカイアクティブエンジンなどの高圧縮エンジンを見るとやはり時代ですね。
当店のお客様が4ストビーノをボアアップしました、駆動を詰めて回転を上げていくと、水温が心配になっていきます、設計時の発熱量に対してボアすると無理が掛かります、冷却水の増量が必要になっていきます、それでたどり着いた結論です。
写真がおかしいのではありません、効率よく水の量を増やしました、元のラジエータの隣に取り付けました、配管はT 字パイプで平行に取り付け、細かなことを言えば直列配管でしょう、とかなるのですが、本来の目的は水の量を増やすこと、サブタンクの替わりがラジエータだっただけです、これでオーバーヒート解消、なんとも原付カスタムらしいカスタムでした。
令和3年の定休日のお知らせ。
令和3年からカムイ八王子の定休日は、毎週火/水曜日になります。
宜しくお願い致します。
保険修理顛末
今年の5月初旬、当店の代車が、事故で全損になってしまいました、お客様は転倒をしてケガをしてしまいました、バイクが全損なのに、幸いケガは入院するほどではなく通院で完治するとの事でした、代車のV125は全損だったのですが、T保険屋さんが相手の保険会社だったので、全損特約と言う保険システムで修理することが出来るとの事でした、このシステムが無ければ補償額2万円です、2万円では新しい125ccの代車は用意できません、ほんと保険はありがたいですね、この話を聞いて安心しました、と同時に保険の重要性を再認識しました。
さてV125の修理の方は、当店の代車だったので、他のお客様優先で作業の合間に少しずつ直していきました、と言うのも、相手の自動車が8月か9月に車検があるのでそれまで修理をしないとの事で、修理をしないと言うことは、それまでの間修理代金は支払われないと言うことです、もちろん示談の話もできません、なんとも身勝手なことです。
この話を聞いた時にには、バイクに乗っていた本人も怪我をして通院しているので、事が上手く収まればと思い、良いですよと返事をしました、過失割合も出ていませんでしたから、それに本人も相手のことを考えて、人身事故扱いにはせず物損にしたらしいです、事故の当事者の思いがまさに間逆です。
やっとV125は直ったのですが、修理代金がいまだに支払われません(9月25日時点)、、、、実際にこの5ヶ月間、結構長いですね、今思えば、別に過失でもめているわけでもなくこの長い時間、疑問が残ります、T保険屋さんの立場では、保険金支払いを先延ばしできるので、都合が良いのですかね?、そこで、いまさらですがT保険屋さんに聞いてみると、T保険屋さんの立場では、契約者がいつ修理に出しても関係ないそうで、関係ないと言うことは積極的に契約者には働きかけないと言うことらしいです(無駄な仕事はしない)、今回の場合は9月に車の車検が切れるので、その時に事故の修理も一緒に行う予定で進んで来ましたが、事故はお互いに悪いところがあり起こる物ですが(100対0は別として)まさに自分勝手な言い分です、このような時一般常識をアドバイスするのが保険屋さんだと思うのですが、いつ事故の示談をしても”自由”らしいです(何年かかっても)、このような対応はT保険屋さん内部の決まり事だと思うのですが、すべての保険屋さんが、こんな対応のはづありません、人は嫌なことは先延ばしにして忘たいものです、もしかすると修理代金を払ってもらえないのでは? 過失割合は9:1でバイクの過失が1割です、車の修理がいつになるか分からないとの事です、この事故車が日常に通勤に使用している車輌だったらと考えるとゾッとします、お客様はこの間車輌を使うことが出来ません、全損特約を使用すると修理が全て終了していることを最後に確認してから支払いの手続きに入ります、部分的に直して使い出すと、全損特約の範囲を外れてしまいます、この場合は当店としては、お客様に修理代金を立て替えていただくことになります、10万円以上の修理代金立替はなかなか大変です。
今回の保険会社の対応は、自社の契約者の立場を一番に守ることで、素晴らしい対応です、たぶん一番利益を出していることでしょう、何度か交渉の為電話連絡しましたが、その対応も素晴らしく、毎回電話口の対応者が変わります、そして毎回、担当者じゃないので分かりませんと答えてくれます、まさに完璧な防御です、お見事、バイク側の保険屋さんはこの話を聞いて、呆れていましたが、同業者としてはこのでたらめさ、手ごわい!と思ったことでしょう。
修理代金はやっと9月末に頂くことが出来ました、保険会社最大手のT保険、大手は怖いですね。まさに善意が裏目に出た件でした。
Z125 aRacer入荷
aRacer の扱いを始めてどんどん新機種の注文があります、皆さん aRacer の良さに気付かれたのかな、と同時に当店に注文していただき感謝です、当店は aRacer の日本代理店ではありませんが、今まで100人以上のお客様に使っていただいております、それも、aRacer が入門用として開発した mini5 です、もっとFI チューニングを楽しんでいただきたいと思っています、それには入門用の mini5 で遊んでいただき、お客様にも FI のことを楽しむためにメカニズムを知っていただきたいのです、エンジンのチューニングの場合、4輪などはコンピュータチューニングが今や当たり前ですが、そこに行くとバイクはちょっと遅れてます、過激なボアアップなどは見かけますが、メカチューンとコンピュータチューンのバランスが悪いように見受けます、これからバイクも新時代に突入です。
当店で販売した車種:NMAX、SMAX、マジェS、シグナスX 2.3.4(台湾仕様含む)、エアロックス155、トリシティー155、Z125、キムコレーシング180、グロム
aRacer 多種多様
aRacer mini 5 シリーズの定期便が入荷して来たのですが、NMAX155 用は王道の定番として、今回はキムコレーシング180が入荷しました、お客様からのご注文です。
見えますでしょうか、中央のmini 5 です、車種の字体が他の物となんか違います、ちょと高級ですね、aRacer は基本台湾車両用ですが、日本仕様に取りつける事も出来ました。
当店で販売した車種はNMAX155、NMAX125、これらのABS付と無し、シグナスX国内の2型、3型、4型前期、後期、台湾仕様も、もちろん含まれますが、台湾インジェクションの初期モデルは2型用では、取り付けできませんでした、マジェS前期、SMAX155前期、トリシティー155、キムコレーシング180、などが今まで販売した車種です、mini 5 本体とAF-1のセットが面白いのですが、mini 5 をとりあえず付けてみてそれからAF-1といった方もいらっしゃいます、つけてない方は、まずmini 5 の説明書を見てください、楽しいですよ‼
TTMRC & aRacer 台湾定期便
毎月定期的に商品が入荷しています、と言っても大手販売店みたいに一度に大量では有りませんが、バント、ヒットです。
今回入荷したaRacer の商品です、相変わらずNMAXの mini5 は毎回の定番です。mini5 もお客様に浸透しNMAX 以外にも注文をいただいております、在庫でもシグナス2,3型、4型前期、4型後期、SMAX前期などは在庫しています、お問い合わせ下さい、その他に AF-1 は欠かせません、mini5 を取り付ける方の殆どの方が同時に取り付けます、それと DG-1 と1:4ケーブルこれらはまさにレギュラーです。
今回入荷分の変り種、赤コイルです、パワースパークと言いますがこれが凄い、取り付けるとその差が歴然、電装品でこれだけ変わるのは、レーシングCDI以来です、しかし、その変化ゆえに当店ではあまりお奨めしません、使い方を間違えるとエンジンが大破します、大破したエンジンの保障は当店では出来ませんので、こっそり販売することにします、ショウケースの中に隠しておきます、興味のある方はのぞいてみてください。