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2024年4月

コーヒーブレイク

走りまくって疲れた。気のせいかも知れないが乗り始めよりバイクとしてのフィーリングが悪くなっている気がするのでメンテナンスをしたい。
今日はオイル交換、ブレーキ清掃、チェーン清掃をやっていく。熱中してメンテしていたので最中の写真を1枚も取っていない。適当だしこれはブログになるのか…

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先ずは洗車。この時期は花粉、黄砂が罰ゲームの如く降ってくる。屋根付きの駐輪場での保管だが、屋根があるかどうかは重要ではないようだ。強力な洗剤でブレーキ回り、チェーンも綺麗に。

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ブレーキの清掃。
あまり普段からバラして掃除している人は居ないと思うが、安価で出来て、効果が目で分かる“チューニング”であると思っている。
キャリパーサポートを外し、キャリパーを取り外す。パッドピンのβピンを取り外し、パッドも外す。単車などではネジになっている事が多いが、GSXはレーサー同様ピン止めで工具が減って嬉しい。
パーツクリーナーを使い、ボディ、ピストンに着いた汚れを綺麗に洗浄し、おまじないのベルハンマーを吹き、ピストンを注意しながら工具で回したり押し込んだりして2つの出方が出来るだけ均等になるように揉む。
パッドピンは2000番で磨いて炙り、ベルハンマーで冷やすおまじない。可動部にはグリスを充填して動きを確認、問題がないのでディスクを清掃し元通り組付ける。
ホイールを回してみると一目瞭然。空転時間が10秒から30秒になった。これが高速の領域だと大きくなってバイクの転がりが変わる!気がする。タッチもほんの微妙だが変わった。

2024424135156.jpgチェーンの清掃。
おじさん先輩を見習いたい。おじさん先輩はいつも新品みたいなチェーンをしてて手で回すと他人の同車種より確実に回る。これが高速の領域だと・・・あとは光ってた方がカッコいいに決まってるのである程度綺麗にしていく。
洗車で汚れは落としたので、エアブローし水分を飛ばしてベルハンマー。この世の潤滑剤はベルハンマーで解決すると思っている。走行毎じゃないと基本的にダメだが、あるあるのチェーンルブよりは回るようになる。
注し方に流派がかなりあるが、自分はスプロケット接触面側、内側から外にかけて吹き付けていくタイプだ。これだと回った時に遠心力で外に行こうとするのでより浸透する。気がする。回しまくって馴染んだと思ったら拭き取って終了。

そういえばチェーンの張り方ってメーカーや人によって全然違ってこれも流派なのかなと思うが、自分はスイングアームや空転が抵抗なく動く限界まで張るのが好み。アクセルの伝達が早くなってより一体感が増す

オイル交換。
これに関しては1枚も写真がない。オーナー曰くボアしてから1度もやってないかもとの事。乗り始めた時は気にならなかったが、最近ギア抜けが頻発していた為気になっていた。上伸びない気がするし。
抜いてみるとまっっっっ黒だった。粘度もない。そして量が少ない。今まで整備の能書きをタレている奴とは思えない色だ…日常点検は大事。
よく油量×1000kmで交換が望ましいなんて聞くが、考えたくない距離を走ってそうだ、ギア抜けよさらばとでも言ったところか。今回は余っていたELFの10W-50をチョイス。4ストオイルは詳しくないのでワカラナイ。はやそう。

清掃、交換と言葉だと単純な物だが、ポイントを抑えてしっかりとした整備をすると体感が出来て達成感がある。割と簡単なので洗車のついでとかでいいのでブレーキ、チェーンはやってみて頂きたい。体感できる。
作業もしたので家に帰る。これに関しては発進から違う。軽くなった。アクセルを開けていくと薄れていくが、発進など潤滑や抵抗が機関的に大きく関わってそうなタイミングで違いが出る。それが何?と言われたらそれだけだが…気持ちいいじゃん?
ブレーキもタッチがよりダイレクトに。ボケていた視界にメガネを掛けたようだ。この感動はやった瞬間しかない。自分で手を掛けて、思い通りに動いて最高~とか思いつつ帰宅。

次回はついにセッティングをやっていこうと思う。進角燃料共に色々触っていきたい。

はじめての・・・

ストリートライフAct,2「ハイグリップタイヤ履いてみた」。そしてきちんと制服を着こなして走る・・・

 

2024418151228.jpgGSXを背景にタイヤが2本アップされている。左から交換前、交換後。
こんなに形違う事あんの!?位形が違う。真ん中がかなり盛り上がって見える。ぱっと見純正タイヤよりバンクの寝方が早くなりそうだ。

前回の走行では、タイヤの性能が不十分だった為満足な結果は得られなかった為タイヤを交換したい。
某ドゥーハン先輩をカツアゲ(笑)し、140サイズのスーパーコルサSC1をゲットした。60分走行との事で、まだまだイケる見た目をしている。

純正サイズは130だが、1サイズ上げになる。どう変わるのだろうか。

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フロントは形が大きく違う事はなさそうだ。ただ、触ると硬さが全然違う、誇張すると消しゴムと塩化ビニルくらい違う。超変わりそうだ。
フロントはBT39SSの100幅をチョイス。こっちは新品。こちらも純正は90サイズなので1サイズアップだ。


さて、交換も終えコーヒーも飲んだので家に帰る。バイクを暖気してグローブを着け、特に変わらない帰り道を流す。晴れ、気温は10℃後半くらい?家までの空気圧は冷間で1.8Kpa。様子を見る。
1つ目の交差点だ。あいにく走り出した瞬間に違いがわかる程のセンサーは持ち合わせていない。ギアを下げ、交差点を曲がる。ビビった。まずめっちゃ寝る、そして曲がる。けどまだ温まっていないのか、とてつもない恐怖感を感じた。
前後共にこれが接地感と言わんばかりに今路面がどういう状況なのかを伝えてくる。今履いたんだけど?と言いたい。

暫く走っていると、だんだん接地感が強くなってくる。スピードも上がってしまう。危ない。ブレーキが握れるフロントが自然と曲がっていくリアタイヤが接地して駆動を路面に伝えている
楽しみになってきたぜ、制服に袖を通し走るぞ。ワクワクが加速していく。家に着き、タイヤを触るとまあまあ温まっている。日が出ていれば大丈夫そうだ。

 

夜になったので制服を着て再び走り出す。スポーティーな走りをしたいので空気圧を変える。近所のガソスタで冷間で前後1.6に設定した。
タイヤを温める様な走り方をしながらよく知っている道へ。段々と曲がっていき、タイヤが食いついているのが分かる。少し違和感なのが、バンクの仕方と言えばいいのか、リアタイヤから寝ていくようなイメージで、フロントが遅れていく様な感覚で少し乗りづらい。誤差だと言われればそれまでだが、練習落ちの中古を使っているので正確な比較はできない。

タイヤもそろそろいい頃だろうか。ブレーキを奥で握り、アクセルを早く開ける。これはこれで乗りやすい。フロントのバンクが少しだけ遅れるお陰でブレーキが握れる。リアのバンクは早いのでアクセルを開ける姿勢に早く入れる。
テンションが上がっていく、どんどん詰めていき、身体をどんどん出していく。ステップを擦った。ステップはかなり低めな印象で、これは改善が必要だ
それでもアクセルを開け続ける。やっと滑った。このタイヤは立ち上がりで全開パワーをかけても全然滑らない。扱いやすい。

段々と乗り慣れていき、ずっと全開になっていく。この領域まで来るとリアサスが悲鳴をあげている。ずーっと動いてる。何かしらの方法で減衰を上げる必要がありそうだ。
にしてもいいバイクだ。操作に対してフィードバックがかなりある。次何をしたらいいかとても分かりやすい。曲がってる体感も接地感もかなり手に取りやすく感じた。

ブレーキもずっと走っているとタレてくるが、そこまで気にならない。メッシュホースにしたいぐらいだ。どんどん奥で握るようになっていく。
なんて思っているとついにアイツが介入してきた。ABSだ。一番スピードの乗るコーナーのブレーキングで邪魔してきやがった。ギャップで少し跳ねた瞬間にレバーが押し戻され、フロントが一気に孕んでいき恐怖だった。
サーキット等レース領域で走る場合はやはり取り外した方が良さそうだ。

今回の走行では以外にもフロントフォークの不満が出てこなかったのがびっくりだった。個人的にABSはあってもいい派なのでオンオフが切り換えられたりしたらいいな。なんて思った
リアサスはやはり社外品しかないのか。要検討である。ステップはバックステッププレートみたいな物を自作して純正をポジションアップが一番手っ取り早そうだ。

暫く走ったので次回はオイル交換、ブレーキメンテ、チェーンも変えたりしたい。

馴れ初め

レーサーレプリカ大好きな青年、タキタモータースからGSX125(177cc)を拝借し、夜な夜な山を登りに…
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先ずどういったバイクかを言葉にしてみる。 小柄とも大柄とも言えぬ車格、ピンクナンバーの先入観からホンダのNS-1に毛が生えた位だと想像していたが、近年の単気筒250ccより小さいかな〜位だった。
またがっただけでしっかりと造られていると直感した。 1番は "軽さ" かわいいアニメキャラクターのような女性でも簡単に引き起こせてしまうのではないかと思うくらいだった。これは面白そうだ、早く走りたい、と鼓動が高まる。
一昔のバイクより上げられたシート高からはスポーツを感じる。ステップに足を乗せると下すぎず後ろすぎず、ハンドルも同様遠すぎず近すぎずで街乗りもワインディングもどこでも行けそうな感じだ。
お待たせしました、エンジンを始動させます。鍵をひねると燃料ポンプの音!セル無し2ストキャブしか持っていない私には新鮮に感じる音。そして液晶メーターがオープニングされカッコいい。スロットルには触らず親指でセルのボタンを押す。普通だがもちろん始動した。
ナンバープレートの色からは想像できない速そうな音といった所でしょうか、WR'sのマフラーからしっかり太い音がドドドドド…と奏でられている。
 
202442155510.jpgふかしてみると加工したエアクリーナーからモトクロッサーの様な吸気音がする。もう楽しい。そして走り出した。
 
202442155719.jpg軽い!これ本当に4ストか?クラッチ、ギアの繋がりも良くヒラヒラと交差点を曲がってゆく。ブレーキも良く止まる。失礼だがこの時点でNS-1を見るような目はどこかに飛んでいった
誰かに後ろからアシストされているようなトルク感、加速感。低回転を使って乗れる。音、振動、心地良い。
さーてお山のきれいな空気でも吸いに行くかー。と自然になった。
 
道中のトンネルで新東名新区間越えまで観測、スプロケットは2丁上げらしい。 いくらしっかりしてるとはいえど、流石に3ケタを超えたあたりからのふらつきが怖かった。ヒビの入ったノーマルタイヤも原因の一つかもしれない。
 
さて、段々と登っていき、どんどん道が曲がり始める。 すげー!なんだこれ。伝わりづらいかも知れないが、ZZR400に初めて乗った時のような感覚になった。目で見た方に曲がっていく。 そして華奢な細いフロントフォークはなんと接地感がちゃんとあり、路面の状況ををしっかりと伝えてくる。が、道が悪いと頼りない。
リアサスも同様。ここら辺は是非手を入れていきたい。
 
よく知っている道になり、アクセルを開けていく。エンジンはaRacerのオートチューンのみのセッティングだが全然乗れる。まあまあ速いし。
だが、全開域でのパワーバンドが5000-8000回転と少し扱いづらく、アクセルオフからの開け始めが吹けなかったりしたりと煮詰める必要がありそうだった。
これがフレーム性能なのか?、少しのギャップ程度ならいなしてしまう。乗りやすい。単車みたいだ。
 
先程ブレーキがよく止まって良いと言ったが、気に食わない点が見えてきた。華奢なフロントフォークに大きなシングルディスクはやはりキャパオーバーなのか、ハードなブレーキをするとハンドルが切れていってしまう。要改善。
 
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そしてリアブレーキのABS。すぐ介入してしまい個人的にやりたい事が何も出来なかった。タイヤのせいかフロントは怖くて介入まで握れなかった。街乗りは最高に快適装備だが、個人的には重量もそこそこあるだろうからスポーツ走行するなら外したほうが良いだろうな、という感じだった。
軽い車体は減速帯に弱くふらついてしまう。ステアリングダンパー等も検討。
そして夜は更け気温も低かったので退散した。
 
初めましては「想像より普通でめっちゃ良いバイク」だった。ボアアップでバランスが崩れているような感覚は全くしなかった
次回はグリップするタイヤを入れていつだかの小僧の様に革ツナギに袖を通したい。