エンジンは車体から外さない状態でボアアップキットの交換はできますがテール周りのカバート足元のカバーは外さなくてはなりません。

周りのカバーを外せばこのようにシリンダーピストンと外すことが出来ます。

走行約4000Kmのヘットです、カーボンはこんな感じです、組み付けるためにこれから清掃です。

新しいピストンを装着です、今回はパーティーアップさんの強化スタットボルトも交換です。

カムシャフトを交換したシリンダーヘット装着です。

カムタイミングはカムスプロケットのケガキ線とヘット側のプレートのケガキ線で合わせます、次にバルブクリアランスの調整です。

KOSOの水温計です、センサーからカプラーONなので取り付けも楽です、以前はaRacerモードが無かったのですが、日々進化します。

補強バーですシ―ト下のカバーを加工するのが手間ですが商品のクオリティーは素晴らしいです。

グリファスの垂直に近いリアサスペンションの取り付け角度を変えるリンク（30羊リアサスペンションロアブラケット）とKNさんのサスペンションをセットしました、サスペンションの角度が付き、とても良いです。

エンジン分解の折り返し地点です。

ピストン装着。

シリンダー装着、冷却水路は2か所です。

カムタイミングを合わせます。

バルブクリアランスを調整して終了です。

分解前についていた状態のプラグです、かなりかぶった状態です、NGKの高級プラグなので、とりあえずそのまま装着、150ECUとインジェクターはさすがに濃いです、バルブ回りにもカーボンが付着しています。

左が125のクランク右が150のクランクです。

左クランクケースにクランクを圧入してクランクのシム決定へと進みます、クランクのストロークが排気量の差になります、シリンダーは125と150は共通ですのでこの違いがエンジン性格を決定します。

紙ガスケットは両サイドのパッキン2枚その他はテンショナーパッキンだけなので、パッキンはがしが楽です。

TTMRCのガスケットの穴は2か所です、これで十分冷却水は循環します。

カムタイミングはいたってシンプル1番をヘット面、2番から3番矢印まで15ピンです、次にバルブクリアランスの測定でエンジン作業終了です。

完成エンジンを車体に載せていきます、シリンダーだけの交換であればエンジンは乗せた状態で作業が出来ます。

付けていた断線ステーターとお客様が予備で持っていたステータコイル、どちらもダメなので新品登場

断線はしていませんが焼けていますこれは、アウト

バッテリーの端子電圧測定、やれば出来ますね、合格

miniXとAF2を取り付けます。

STD ECUはシート下右側面にあります、AF2も近くに装着です。

マフラーにはO2センサーボスを溶接して取り付けます、このセンサーはAF2の付属品です。

各機器類を接続してスマホをWi-Fiに繋ぎ出てきた画面です、これがトップページです。

何も調整せずエンジンを掛けます、基本のMAPはSTDの125なのでエンジンは掛かります、インジェクターを大きいのに変えてあるため濃い感じです、フューエルベースの項目から全体の燃料を絞っていきます、この車両はこのぐらいで落ち着きました。

オートチューンを掛けた時の目標空燃比ですもちろん自由に変えられます、オートチューンは水温（空冷車は油温）が60度を超えなくては作動しないのでしばらく暖気して温めてから細かい調整に入ります。